[パリ 12日 ロイター] - フランスの保健当局は12日、新型コロナウイルス感染症による新たな死者数の増加に減少傾向がみられているとして、ロックダウン(都市封鎖)は初期の効果を上げているとの認識を示した。
保健当局は声明を発表し、「新型ウイルスは国内で猛威を振るい続けている」としながらも「外出制限や社会的距離を保つなどの方策は初期の効果を上げている」とした。
12日時点で、医療機関や高齢者施設を含む死者数は561人増加して1万4393人となった。11日時点の増加数は635人だった。
ただ保健当局は、依然として医療機関が受け入れている患者数が極めて多いことから、警戒を緩めないことが重要だと強調した。