[ニューヨーク 13日 ロイター] - 13日の取引で原油先物相場はまちまち。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の協調減産合意は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた需要低迷を巡る懸念を払拭するには至らなかった。
清算値は北海ブレント先物 (LCOc1)が0.26ドル(0.8%)高の1バレル=31.74ドル。
一方、米WTI先物 (CLc1)は0.35ドル(1.5%)安の22.41ドルと、1日以来の安値を付けた。一時は5%超上昇する場面もあった。
OPECプラスは12日、新型コロナ感染拡大で打撃を受けた原油価格を支えるため5─6月に日量970万バレルの減産を行うことで最終合意した。
サウジアラビアのエネルギー相、アブドルアジズ・エネルギー相はこの日、20カ国・地域(G20)が日量約370万バレルの減産で一致し、戦略石油備蓄の積み増しは今後数カ月で約2億バレルに達する見通しとした。これらを合わせると、減産量は約1950万バレルに達する計算となる。