[メキシコ市 17日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、経済見通しの悪化を理由にメキシコ国債の信用格付け見通しを「A3」から「Baa1」に引き下げた。また巨額債務を抱える国営石油会社ペメックスの格付けも「Baa3」から投資不適格級(ジャンク債)となる「Ba2」に引き下げた。
ムーディーズは、ロペスオブラドール政権の対応について、「メキシコの経済的難局とペメックスの財政・操業をめぐる問題に効果的に対処するには不十分だ」と指摘した。 ペメックスの債務残高は1050億ドル以上に上る。