[20日 ロイター] - 米石油サービス会社ハリバートン (N:HAL)の第1・四半期決算は、原油安が響き最終赤字に転落する一方、特別項目を除いた損益は市場予想を上回る黒字となった。
株価は中盤の取引で2%強値上がりした。
純損益は10億2000万ドル(1株1.16ドル)の赤字。前年同期は1億5200万ドル(同0.17ドル)の黒字だった。特別項目を除く1株損益は0.31ドルの黒字で、リフィニティブのアナリスト予想平均である同0.24ドルを上回った。
シェールの加圧揚水事業に絡む減損などで11億ドルの税引き前損失を計上した。米原油価格 (CLc1)は今年1月以降8割急落。この日は11ドルを割り込み、1986年4月以来の安値を付けた。足元の価格では多くのシェール生産業者は採算が採れない。新型コロナウイルスの感染拡大で石油需要は急減速している。
同社は今年の設備投資計画を約50%削減し、8億ドルとした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200420T165843+0000