[リスボン 28日 ロイター] - ポルトガルのレベロデソウザ大統領は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け発令した非常事態宣言を5月3日に解除すると表明した。
ポルトガルは3月18日に非常事態宣言を発令。レベロデソウザ大統領は「非常事態宣言の解除は感染拡大の終息を意味するものではない」とし、感染抑制策の一部は維持されると述べた。
政府は抑制措置の緩和に関する詳細な計画を30日に発表する。
ポルトガルの新型ウイルス感染者数は2万4332人、感染による死者数は948人。死者数は隣国スペインの2万3000人を大幅に下回っている。
ただ、感染拡大でポルトガルも大きな痛手を受けるとみられており、国際通貨基金(IMF)はポルトガル経済は今年は8%のマイナス成長に陥るとの見通しを示している。