[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)措置を5月11日まで2週間延長すると発表した上で、その後の段階的な解除に向け準備を進めるよう政府に要請した。
プーチン大統領は、新たに確認された新型コロナ感染者数は足元で安定化しているが、最悪期にはまだ達していないと想定するよう国民に呼び掛けた。
ロシアで28日に確認された新たな感染者は過去最多の6411人。累計で9万3558人となった。死者は72人増え867人。死者の増加も過去最多だった。
5月11日は大型連休の最終日に当たる。5月の連休中は通常、旅行や屋外でのバーベキュー開催の機会が増えるが、プーチン大統領は連休中の大規模な集会を避けるよう求めた。
また政府に対し、5月12日からの制限措置の段階的な解除に向けた指針を作成し、新型コロナ対策第3弾となる新たな緊急経済支援策を取りまとめるよう要請した。