[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は大幅に上昇した。国際エネルギー機関(IEA)が、世界の原油在庫は今年後半に減少すると予想したことを受けた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大第2波への懸念も残っている。
清算値は北海ブレント先物 (LCoc1)が1.94ドル(6.7%)高の1バレル=31.13ドル。米WTI先物 (CLc1)は2.27ドル(9%)高の27.56ドルだった。
IEAは14日公表した月例報告で、2020年の世界石油需要が過去最大の落ち込みとなるとの予測を改めて示す一方、一部の国が新型コロナウイルス感染対策として導入した封鎖措置を解除し始めたことを理由に、需要の減少幅は縮小するとした。
また、米エネルギー情報局(EIA)は13日の週間石油在庫統計で、国内の原油在庫が74万5000バレル減少したと発表。15週ぶりの減少となった。