[ニューデリー/アーメダバード 17日 ロイター] - インドは、新型コロナウイルス感染者が9万人を突破し、中国を上回る中、都市封鎖(ロックダウン)を5月31日まで延長した。
学校やショッピングモール、公共施設などの大半は引き続き閉鎖される。ただ、感染者が比較的少ない地域では行動制限が緩和される。
内務省は「新たなガイドラインでは、ロックダウンがかなり緩和されることになる」と述べ、大規模集会は今後も禁止されるが、感染が抑制されている地域の行動制限緩和により、大半の地域で企業活動が再開する見通しだと説明した。
また、これまで職場復帰する従業員全員の利用を義務付けていた接触者追跡アプリについても、必須ではなく、出来る限り利用するという規定に変更した。
インドの新型コロナ感染者数は、中国を超えた。ただ、死者は2872人で、中国の4600人を下回っている。
3月25日に始まった全土のロックダウンは、何度かの延長後、17日が期限となっていた。