[マドリード 22日 ロイター] - スペイン政府は22日、首都マドリードと第2の都市バルセロナで25日より封鎖措置を緩和すると発表した。感染件数の伸びが十分に鈍化したと判断し、屋外の飲食や10人以下の集まりを容認する。
欧州の中で最も厳しい封鎖措置を取ったスペインは5月上旬に規制緩和に踏み切ったが、感染が深刻だったマドリードとバルセロナは緩和対象に含まれなかった。
週明けより両都市ではバーやレストランが開く。店の外やテラス席に限定し、収容可能人数の半分に抑える必要がある。教会が再開するほか、都市を離れることも許される。バルセロナでは今週ビーチでの散歩が許されたが、遊泳や日光浴は引き続き禁止される。
その他の地域は規制を一段と緩和する。劇場や映画館、美術館、博物館は収容可能人数の3分の1に抑えた上で開業する。一部の学校も再開するほか、狩猟や釣りなど一部の野外活動が許される。
封鎖措置を緩和する中でも政府は、感染の第2波を避けるために海外からの入国者に対しては14日間の自主隔離を要請する。