[ソウル 30日 ロイター] - 北朝鮮は30日、中国が「香港国家安全法」の制定方針を決定したことについて、国家の安全確保のための「合法的な措置」とし、支持を表明した。北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)が外務省高官の話として伝えた。
同高官は、香港問題は中国国内の問題であり、いかなる国や勢力にも干渉する権利はないと指摘。「香港の安全や社会・経済発展に害を及ぼす外部干渉に断固として反対し、拒否する」と強調した。
中国全国人民代表大会(全人代)は28日、香港への統制を強化する「香港国家安全法」の導入を決定した。これを受けて、トランプ米大統領は29日、米国が香港に認めている優遇措置の廃止に向けた手続きに入ると発表した。