[ドバイ 1日 ロイター] - イラン外務省報道官は1日、ベネズエラ政府から要請があれば、同国向けにさらに燃料を輸出する方針を示した。
両国は米国の制裁対象となっており、米政府はイランによるベネズエラへの燃料輸出を批判している。
イラン外務省報道官は国営テレビで中継された定例会見で「イランはベネズエラとの自由貿易の権利を行使している。ベネズエラがイラン産燃料の供給をさらに求めるなら、追加の船舶を派遣する」と述べた。
ベネズエラはガソリン不足に見舞われており、イランはすでに燃料タンカー5隻をベネズエラに派遣している。
米政府はイラン産燃料のベネズエラへのさらなる輸出を阻止するため、状況を注視。海外の政府、港湾局、海運会社、保険会社に対し、イランのタンカーを支援すれば制裁を科すと警告している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200601T085351+0000