[メキシコ市 6日 ロイター] - メキシコのナレ・エネルギー相は6日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が合意した協調減産の7月末までの延長について、メキシコは参加しない方針を示した。
OPECプラスは今年4月に5─6月の減産量を日量970万バレルにすることで合意した。メキシコには当初、日量40万バレルの減産が求められていたが、最終的には5─6月に日量10万バレルの減産を行うことで合意に至った。
OPECプラスは7─12月については、減産規模を日量770万バレルに縮小することを決めていたが、6日に会合を開き、現行水準での協調減産を7月末まで延長することで合意した。
国内の原油生産底上げを目指すメキシコのロペスオブラドール大統領は、4月に合意した減産に加えてさらに減産を行う状況にはないと5日に述べていた。
ナレ・エネルギー相は6日、記者団に対して「4月の合意を堅持する」と述べ、OPECプラスによる協調減産の延長には参加しない意向を示した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200608T011510+0000