[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資相は17日、新型コロナウイルス対策での観光客の入国制限を2021年になるまで続ける可能性が高いとの見方を示した。ただ、留学生など長期滞在者の入国規制は緩和を検討すると説明した。
同相はナショナル・プレス・クラブでの会見で、海外から帰国する国民を対象に実施した14日間の隔離措置がうまくいったと述べ、留学生や長期滞在者に適用できるとの考えを示した。
入国制限により留学生が受け入れられず、国内の大学の財政状況は悪化している。国際教育部門が稼ぐ外貨は年間380億豪ドル(261億4000万米ドル)相当と4番目に大きく、経済への影響も大きい。
新型コロナの国内感染者は7300人超、死者は102人となっている。