[ワシントン 18日 ロイター] - 米国防総省のデビッド・ヘルビー次官補代行は18日、北朝鮮のここ数日の行動はアジア太平洋地域に対する「異例」の脅威となっており、警戒する必要があるとの考えを示した。
北朝鮮は16日、開城(ケソン)にある南北共同連絡事務所を爆破したと発表。北朝鮮は韓国の脱北者団体のビラ散布を受け態度を硬化させており、同日、朝鮮中央通信社(KCNA)を通じて、ビラ散布を続ければ、北朝鮮軍には行動を取る用意があると表明した。
アジア太平洋戦略を担うヘルビー氏は記者団に対し、北朝鮮が今後どのような行動に出るか予見することは難しいとし、「北朝鮮は地域に対する異例の脅威となっており、引き続き警戒する必要がある」と述べた。
北朝鮮は先週、米国に対し、11月3日の大統領選挙を円滑に行いたければ、南北朝鮮問題にコメントしないよう警告。北朝鮮が核・長距離ミサイル実験を再開する懸念が出ている。