[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米政権は、外国政府に武器を売却する際の議会の審査手続きを廃止することを検討している。議会関係者が25日に明らかにした。
米国が外国政府に武器を売却する際には、上院と下院の外交委員会が非公式の手続きで審査を行い、必要と判断すれば阻止することが出来る。
トランプ政権は、サウジアラビアなどへの武器売却が遅れていることに不満を示しており、この手続きを廃止すべきかどうか検討している。
ある議会関係者はロイターに「かなり長期間続いてきたこうした手続きを政権が廃止することが懸念されている」と語った。議会関係者は、上下両院の共和・民主両党からの反対が予想されると指摘した。
この件は米外交誌フォーリン・ポリシーが最初に伝えた。ホワイトハウスからのコメントは得られていない。