[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは29日、民主党が提案している1兆5000億ドル規模のインフラ整備法案について、借り入れを財源としているなどとして反対の立場を示した。
民主党が多数派を占める下院は、30日にインフラ整備法案の審議に入り、週内にも採決を行う見通しだ。
同法案は、道路や橋梁、公共交通機関、鉄道、港湾、空港のほか、水道、教育機関、高速インターネットなどのインフラ整備への支出を大幅に拡大する内容だ。
ホワイトハウスはこの法案について、農村部より都市部を「著しく優遇」しているほか、「完全に借り入れで賄われている」ようだとし、「真剣な提案ではない」との見方を示した。