[ウェリントン 7日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)政府は7日、海外から帰国する市民らの隔離に使用している施設の空きがなくなりつつあるとして、帰国者の数を一時的に制限すると発表した。
ニュージーランドは新型コロナウイルスの感染を封じ込めた数少ない国の1つで、世界各国で感染拡大が続く中、帰国者が増加している。
ウッズ住宅相は、帰国者を安全な隔離施設で受け入れられるよう、ニュージーランド航空 (NZ:AIR)の運航便予約を調整すると表明。他の航空会社とも帰国者数の管理について協議しているとした。
ニュージーランド航空は、新規予約の受付を今後3週間停止し、隔離施設の空きに応じて日々の到着者数を調整すると発表した。
ニュージーランドは外国人の入国を依然禁止しており、海外から帰国する市民や永住者は14日間の隔離が義務付けられている。
現在は28カ所の施設で約6000人を隔離しているが、政府は今後数週間で受け入れ施設を拡充する方針だ。