[シンガポール 10日 ロイター] - シンガポールで10日、議会(一院制、定数93)総選挙の投票が行われ、リー・シェンロン首相が率いる与党、人民行動党(PAP)が83議席を獲得した。
一方、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中、野党第一党の労働党は過去最多の10議席を獲得した。PAPの総得票数は61%と最低水準となった。
シンガポールの野党に関する著書もあるLoke Hoe Yeong氏は「選挙結果は野党の一部の予想さえ上回るものだった」と指摘。有権者がパンデミックのさなかに選挙を実施したPAPに反発の声を上げたようだと述べた。