[北京 17日 ロイター] - 中国の国家エネルギー局によると、第2・四半期の同国の石油製品の消費は上向いたものの、前年同期の水準を依然として大きく下回っている。
新型コロナウイルスの流行がピークを過ぎ、企業や輸送向けの需要が回復した。
第1・四半期の石油製品の消費は前年同期比で約19%減少したが、「第2・四半期は減少率が6%ポイント縮小した」としている。
内訳などの詳細は公表していない。
前日発表された第2・四半期の原油処理量は日量1362万バレルと、前四半期の日量1198万バレル、前年同期の日量1296万バレルを上回った。
中国石油天然気集団(CNPC)[CNPET.UL]系のシンクタンクのシニアアナリストは今週、「軽油の消費は4月以降、ガソリンの消費は6月以降、前年比で伸び始めてきている。下半期も燃料需要の回復は続くだろう」との見方を示した。
同シンクタンクによると、下半期のガソリン消費量は前年同期比3.5%増の7377万トン、軽油の消費量は2.5%増の8569万トンとなる見通し。
国家エネルギー局は、第2・四半期の電力消費が前年同期比で3.9%増加したことも明らかにした。天然ガスの利用も前年の水準を上回った。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200717T080422+0000