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トランプ氏選対陣営、6月の支出額が急増 世論調査で劣勢

発行済 2020-07-21 14:33
更新済 2020-07-21 14:36
© Reuters. トランプ氏選対陣営、6月の支出額が急増 世論調査で劣勢

[ワシントン 20日 ロイター] - 11月の米大統領選挙で再選を目指しているトランプ大統領の選挙対策陣営は、6月に5000万ドル超を支出した。野党民主党の候補指名を確定させたバイデン前副大統領との戦いが厳しさを増す中、トランプ陣営は支出額を前月のほぼ倍に拡大させたことになる。両陣営が20日に米連邦選挙委員会(FEC)に提出した文書によって判明した。

一方、バイデン陣営の支出額は約3700万ドルだった。6月末時点の手元資金は、両陣営ともおよそ1億1000万ドルだったという。

6月の選挙資金の調達額はバイデン陣営が6340万ドルとなり、トランプ陣営の5520万ドルを上回った。

トランプ陣営は6月、テレビやデジタル、その他の媒体による広告に4100万ドル超を支出した。バイデン陣営は6月後半に初の大々的な広告活動に乗り出したばかりだが、6月のデジタル広告の支出額はおよそ1700万ドルに達し、前月の17万5000ドルから急増した。

7月14─15日に行ったロイター/イプソス世論調査では、バイデン氏の支持率がトランプ氏を10%ポイント上回っている。トランプ氏を巡っては、新型コロナウイルスや人種差別への抗議デモの対処で有権者の不満が高まっており、バイデン氏が着実に支持を伸ばしている。

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