💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

IEA、今年の石油需要予測を下方修正 航空燃料が低迷

発行済 2020-08-13 19:33
更新済 2020-08-13 19:36
© Reuters. IEA、今年の石油需要予測を下方修正 航空燃料が低迷

[ロンドン 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は13日公表した月報で、今年の石油需要予測を日量14万バレル引き下げ、日量9190万バレルとした。下方修正は数カ月ぶり。

新型コロナウイルスの流行に伴う航空輸送の減少で、世界の石油需要が日量810万バレル減少する見通しという。

IEAは「ジェット燃料が依然として需要低迷の主因となっている」と指摘。「4月の航空輸送はキロメートル換算で前年同月比80%近く減少した。7月も67%減だ。石油消費に欠かせない航空・陸上輸送部門が引き続き苦戦を強いられている」と述べた。

IEAは、製造業や電子商取引の回復が運送業を支える要因となっているが、来年の石油消費が昨年の水準をわずかに下回るとの見通しを示した。

IEAが引用したデータによると、移動は多くの地域で横ばいだったが、欧州では移動が増えている。ただIEAは新型コロナの感染拡大を理由にガソリン需要の予測を下方修正した。

© Reuters. IEA、今年の石油需要予測を下方修正 航空燃料が低迷

将来の需要見通しが不透明な中、主要産油国が増産に動いており、石油市場のリバランスは「繊細」なものになる見通しという。

IEAによると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が協調減産の規模を縮小すると同時に、米国、カナダ、ブラジルで生産が回復している。

ただ、減産合意の順守ペースが遅れていたアラブ首長国連邦(UAE)とイラクが減産合意を順守すれば、世界の石油供給は必ずしも大幅には増えないという。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます