[北京 14日 ロイター] - 中国国家統計局が発表したデータに基づきロイターが算出した7月の主要70都市の新築住宅価格は前月比0.5%上昇と、伸び率は6月の0.6%からやや鈍化した。ただ、新型コロナウイルス危機から消費者信頼感が回復する中、安定的な伸びを維持した。
前年比では4.8%上昇。6月は4.9%上昇していた。
6月に実施されたロイター調査では、景気回復の勢いが増す中、2020年の中国住宅価格に関するアナリストの見通し(3.75%上昇)が数カ月前と比べて改善した。
ただ、政策当局者らは、一連の刺激策を受けて不動産セクターが過熱するリスクを懸念しており、一部の都市は最近、住宅購入抑制策の強化に乗り出している。