[メキシコ市 20日 ロイター] - メキシコのエブラルド外相は20日、ロシアが開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン「スプートニクV」の臨床試験を国内で行うため、少なくとも2000回分のワクチンがロシアから供給されると明らかにした。
メキシコ政府は19日、スプートニクVの後期(第3相)臨床試験を実施したい意向をロシア政府に伝えた。新型コロナウイルスの世界的大流行への対応で有効なワクチンを早期に確保する取り組みの一環。
メキシコは、英製薬大手アストラゼネカ (L:AZN)とオックスフォード大学が共同開発するワクチン候補の生産支援でも合意している。
さらに、米ジョンソン・エンド・ジョンソン (N:JNJ)や中国企業2社のワクチン候補の後期試験の準備も進めている。