[20日 ロイター] - 11月の米大統領選に向け、トランプ陣営とバイデン陣営の7月の選挙活動での支出は前月からともに増加した。両陣営が20日に連邦選挙委員会(FEC)に提出した文書で明らかになった。
7月の支出額は、バイデン陣営が約6000万ドル、トランプ陣営が約6500万ドルだった。
バイデン陣営は7月にテレビなどのメディア広告に4600万ドル以上支出した。支出総額は6月から60%以上増えた。バイデン氏は今後数カ月、広告支出を拡大する計画。激しい選挙戦が繰り広げられ、選挙費用は歴史的水準に膨れ上がる可能性がある。
トランプ陣営の7月の広告支出は4400万ドル以上。支出総額は前月から約25%増加した。
バイデン氏が民主党候補指名を事実上手に入れた4月、トランプ氏の選挙資金はバイデン氏のほぼ2倍だった。7月までに選挙資金は、トランプ氏が約1億2100万ドル、バイデン氏が約9900万ドルに達した。
両陣営が今月それぞれ発表した声明によると、政党や関連政治委員会のリソースも含めると、トランプ氏とバイデン氏の選挙資金はほぼ同水準とみられる。