[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領の姉で元連邦判事のマリアン・トランプ・バリー氏が、トランプ氏を嘘つきで「節操がない」と批判する発言の録音が明るみに出た。
録音を公開した米紙ワシントン・ポスト(WP)によると、トランプ大統領のめい、メアリー・トランプ氏が叔母のマリアン氏との2018─19年の会話をひそかに録音したもので、WPはメアリー氏からこれを入手。ロイターも録音の一部を入手した。
マリアン氏は会話の中でトランプ大統領を「いんちき」「残酷」などとも批判。トランプ氏が2018年に移民の急増に対応するため、当時まだ現役の連邦判事だったマリアン氏を国境に送る可能性に言及したと述べている。
また「彼は支持者にアピールすることばかり考えている」「全く節操がない。皆無だ」などと語っている。
トランプ大統領は書面で発表した声明で「毎日何かが新たに浮上する。どうでもいい」とマリアン氏の発言を一蹴。「米国はもうすぐ、これまでになく強力になる!」と表明した。
マリアン氏のコメントは得られていない。
共和党は11月の大統領選に向けて24日から開く全国党大会でトランプ氏再選を訴える。先週には、歴代の共和党政権で安全保障関連高官を務めた70人あまりがトランプ氏は大統領にふさわしくないとして、バイデン氏支持を表明した。
臨床心理士でもあるメアリー氏は7月に出版した暴露本で、トランプ氏はおそらくナルシシズム(自己愛)などの臨床障害を患っていると分析した。
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