💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

トヨタ、7月世界生産約1割減 減少幅は着実に縮小 想定以上に回復

発行済 2020-08-28 14:58
更新済 2020-08-28 15:00
7203
-

[東京 28日 ロイター] - トヨタ自動車 (T:7203)が28日に発表した2020年7月の世界生産台数は、前年同月比10.2%減の69万1091台だった。新型コロナウイルス感染拡大による新車需要の減退やそれを受けた一部の生産調整が響いた。ただし、減少幅は5月の54.4%減、6月の24.0%減から着実に縮小している。

トヨタの7月の世界販売は12%減の74万7300台だった。同社は販売回復のペースを7―9月に前年同期に比べ約15%減、10―12月で約5%減、来年1―3月に約5%増と見込んでいるが、7月は「この想定を上回るペースで回復している」(広報担当者)という。

地域別の生産は、中国が前年同月比31.3%増だった。多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」やセダン「カムリ」などの売れ行きが好調だった。北米は18.5%増。コロナの影響で3月以降は前年割れが続いていたが、5カ月ぶりに増加に転じた。市場全体が回復しており、ライトトラックのほか、SUV「ハイランダー」やカムリなどのハイブリッド車(HV)の好調が寄与した。

一方、欧州は24.9%減。販売は14.5%増と回復してきているが、フランスで新型「ヤリス」の切り替えによる一時的な生産減があったことが響いた。

日本は22%減だった。トヨタでは7月も一部の国内工場で生産調整を続けており、減産規模は当初計画の約1割減を想定済み。同社は「計画並みに進捗しており、他地域に比べて回復が遅れているという認識はしていない」(広報担当者)としている。

© Reuters. トヨタ、7月世界生産約1割減 減少幅は着実に縮小 想定通り回復

*見出しの文言を一部修正しました。

(白木真紀)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます