[東京 28日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は28日夕方の記者会見で、安倍晋三首相が辞任の意向を表明したことについて「安倍総理を支えてきた一人として、正直申し上げて大変残念な思いだ」と述べた。
自民党総裁選についての質問には「今後のことは全く現時点で何も考えていない」と発言した。
新型コロナウイルスの対応など、さまざまな課題が残る中での首相辞任となったが、今後の政府の対応については「コロナ対策については、空白をつくってはならない」と指摘。同日開かれた新型コロナウイルス対策本部で取りまとめられた、検査体制の拡充やワクチン確保などの取り組みにしっかりと対応していくことが大事だと述べた。
西村再生相は今週、安倍首相とやり取りをした際、歴史の話題で会話が弾んだこともあったといい、「普段通りの安倍総理に戻られたと思った」と説明。「正直、本当に驚いたし、大変残念だ」と話した。
(浜田寛子)