[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米ニューヨーク市のデブラジオ市長は1日、市内の公立学校の授業再開を11日間遅らせ9月21日とすることで、ニューヨーク市教員連盟(UFT)率いる組合側と合意したと発表した。
組合側は、ニューヨーク市が教師、生徒、職員などを守る適切な感染対策を講じずに、予定通り9月10日から新学期を始めることに懸念を表明。一段の安全対策を求めていた。
デブラジオ市長は記者会見で、「公衆衛生上の対策を確実に実施し、教育者が適切な準備を行う時間を確保することで合意した」と述べた。
UFTのマイケル・マルグルー会長は、今回の合意を歓迎。「われわれの医療専門家は今回の計画に太鼓判を押した。ニューヨーク市の公立学校では、米国のどの地域よりも積極的な政策と優れた安全対策が講じられる」と語った。