[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党の総裁選は、14日に投開票することが正式に決まった。これまでに岸田文雄政調会長と石破茂元幹事長が立候補を表明。菅義偉官房長官も2日午前の閣議後会見で事実上、出馬を宣言した。菅氏は今夕に正式に会見を開き、3候補が出そろう。
自民党は2日午後、総裁選を8日に公示し、14日午後2時に両院議員総会を開いて投開票することを決定した。新型コロナウイルスへの対策として選挙期間中は街頭演説会を行わず、インターネットなどを利用する。
党員投票を行わない簡易式の総裁選出方法については、党員などから批判が出ている。自民党は各都道府県連で各党員の投票意向を事前に調査することを奨励、財政支援を行う。
党の青年局は2日、ネット上で意見交換を行い、簡易式の総裁選にならざるを得ないのは党員名簿作成から投票までデジタル化が遅れているためとして、改革の必要性を確認した。
総裁選は、1日に岸田氏と石破氏が出馬を表明。菅官房長官は2日午前の閣議後会見で、同日中に自民党総裁選に向けた記者会見を開くと語った。
選挙戦は、主要派閥の支援を取り付けたと報じられている菅氏の勝利が有力視されている。
*内容を追加しました。