[ワシントン 2日 ロイター] - 米政府は2日、世界保健機関(WHO)に対する未払いの約8000万ドルの拠出金について、WHOへ支払う代わり、米国の国連分担金に充てる計画だと明らかにした。
トランプ米大統領はWHOが中国寄りだと批判し、2021年7月6日にWHOから脱退すると表明している。
国務省高官よると、米国は現在、2019年度の1800万ドルと2020年度の6200万ドルのそれぞれ拠出金をまだ支払っていない。国務省高官はこの未払い拠出分について、国連分担金の支払いにまわす計画だと説明した。
11月の大統領選の民主党候補であるバイデン前副大統領は、自身が勝利すれば脱退を撤回する方針を示している。