[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのシュパーン保健相は2日、新型コロナウイルス感染が再拡大しているが、今冬に感染拡大抑制のために再度全土でロックダウン(封鎖)を行なう必要はないとの見解を示した。
同相は記者会見で、専門家も政治家も、日々新型コロナについて新たに学んでいると指摘。3月の全土封鎖は社会の最も弱い人々を守る上で正しい措置だったが、「全土で再度実施する必要はもちろんない」と述べた。
自治体当局で感染に対応できるとの見方を示し「われわれは、自信を持って秋冬を迎えることができる」と語った。
また、介護施設訪問の禁止を再発動する必要はないとし、「店舗では、社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保とマスク着用により感染を制御できている」と述べた。
さらに、人々は手洗いやマスク着用などの警戒行動を続けるべきと強調。「われわれは、危険性が最も高いのがいつかを学びつつある。悲しいことに、それはわれわれが社交し一緒に祝うときだ」と述べた。
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