💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

米国、WADAへの資金提供停止すれば五輪出場禁止も

発行済 2020-09-04 10:42
更新済 2020-09-04 10:45
© Reuters. 米国、WADAへの資金提供停止すれば五輪出場禁止も

[トロント 3日 ロイター] - 米国が世界反ドーピング機関(WADA)への資金拠出を停止した場合、同国のアスリートが五輪などの国際主要大会に出場できなくなる可能性が浮上している。WADAがロイターの取材で明かした。

WADAのウィトルド・バンカ委員長はロイターに対し、「米国が資金拠出を取りやめた場合、米国アスリートに対し、より深刻で広範囲な影響が及ぶ可能性がある。米国政府の脅迫に驚いた世界各国の政府から連絡を受けている」と語り、米国がWADAの規則に準拠していないと判断された場合には国際大会参加を禁止する罰則を設けるよう各国から求められているとした。

一方、米国反ドーピング機関(USADA)のトラビス・タイガート委員長は、WADAの脅しは空虚で違法だと反論。ロイターに対し、「WADAの失敗したガバナンスモデルを巡って一国のアスリートを脅すというのは、非常に驚くべきことであり、失望している。WADAは強い圧力を受けて揺れているが、米国選手を違法に脅迫するのは恥ずべきことだ」と主張した。

© Reuters. 米国、WADAへの資金提供停止すれば五輪出場禁止も

そして「彼らは組織を修正し、世界が望んでいるもの、つまり独立した強力なWADAになるために時間を費やすべきだ。ルールを守るためにあらゆることを行っている重要なパートナーを攻撃する一方で、ロシアのような組織的なドーピングをする国家から目をそらすのは間違っている。その偽善は信じられないものだ」と語り、組織改革を求めた。

米国では、麻薬取締政策局(ONDCP)がWADAの早急な改革実施を求める報告書を議会に提出し、WADAから明確な態度が示されない場合は資金拠出を保留すべきとの提案がなされた。

米国はWADAの最大の資金拠出国であり、2020年予算では3740万ドル(約39億7000万円)のうち270万ドルを拠出している。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます