[6日 ロイター] - 英国のジョンソン首相とスナク財務相は、次期総選挙前に個人課税を減税することで合意した。英紙サンデー・タイムズが報じた。
同紙によると、スナク氏は議員や有権者に対し、新型コロナウイルス対応の景気支援策の財源確保のために、先ずは資金を調達する必要があると訴える見通し。
11月の予算案でスナク氏は、富裕層の課税強化で税負担を「弧状」にする考えを示すという。しかし、その後、2023─24年に減税を行うと表明する。
スナク氏は年内に相続税に変更を加える考えはなく、ジョンソン氏は所得税や国民保険料、付加価値税の引き上げを認めるつもりはないと同紙は報じている。
英国のメディアは1週間前に、財務省が大規模な増税を検討していると報じた。スナク氏はこれに関し、憶測にすぎないと述べている。