[ワシントン 11日 ロイター] - 米国のビーガン国務副長官は11日、ベラルーシで8月に行われた大統領選挙に不正があったとされる問題で、選挙の不正、および選挙後の抗議デモの抑圧への関与が疑われる人物に対する制裁措置を近く発表する可能性があると示唆した。
ビーガン副長官は記者会見で、制裁措置を巡り欧州連合(EU)と調整が行われていると述べた。ただ、EUが制裁を導入するまで米国が待つかどうかについては明らかにしなかった。
ビーガン氏は「暴力行為と選挙不正に関与していた人物に目標を絞った制裁措置を検討している」と述べた。ベラルーシの国民に広範な影響が及ぶ制裁措置の導入は回避したい考えだが、将来的に検討される可能性もあるとした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200911T165029+0000