[ロンドン 16日 ロイター] - アフリカ南部ザンビアが発行したユーロ債の4割以上を保有する主要債権団は16日、同国政府の関与がないため、短期的な債務免除を認めることはできないと表明、実質的な進展がない場合、他の選択肢を検討する可能性があると述べた。
ザンビアは、返済猶予期限だった今月13日までにユーロ債4250万ドルの利払いができず、アフリカ諸国としては新型コロナウイルス流行後で初めてデフォルト(債務不履行)に陥った。
主要債権団は、直接協議の場がなく、追加の情報も提供されていないと主張。政府は今後3年間、非無償融資でさらに借り入れを続けることを計画していると指摘した。
主要債権団は「このため、当局が債券保有者を他の商業的債権者・非無償融資の債権者と公平に扱うと結論する根拠がない」と表明した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201116T104000+0000