[ニューデリー 18日 ロイター] - インドのモディ首相は、バイデン前米副大統領と電話で会談し、大統領選での勝利に祝意を示した。首相は米国の民主主義を高く評価し、戦略的関係の強化を約束したという。
同首相が17日遅く、ツイッターで明らかにした。
モディ首相は、米大統領選でテレビ局がバイデン氏の勝利を予測した直後にソーシャルメディアでバイデン氏に祝意を示していた。トランプ大統領は敗北を認めていない。
インド外務省は「モディ首相は、大統領選についてバイデン次期大統領に温かい祝意を示し、米国の民主主義の伝統の強さと底力が証明されたと伝えた」と表明した。
モディ首相はトランプ米大統領と緊密な関係を築いた。昨年は米テキサス州ヒューストンの集会にトランプ氏とともに登壇。今年も、出身地であるインドのグジャラート州でトランプ氏とともに集会に参加している。
一部では、首相とトランプ氏の関係が近すぎ、米国で民主党政権が誕生した場合にインドの立場が悪化するのではないかとの批判も出ていた。
両国は、中国の軍事力・経済力の拡大を警戒しており、トランプ政権下で連携を強化した。
モディ首相は電話会談で、インド系移民の子供で次期米副大統領就任が確実となったカマラ・ハリス氏にも祝意を表明した。