[ワシントン 2日 ロイター] - バイデン次期米大統領は、トランプ大統領がレイ連邦捜査局(FBI)長官を解任しない限り、新政権で同氏を続投させる考え。米紙ニューヨーク・タイムズが2日、バイデン陣営関係者の話として伝えた。
バイデン陣営はこの報道についてコメントの要請に応じていない。
ホワイトハウスのマケナニー報道官は、トランプ氏はレイ氏に依然、全幅の信頼を置いているかと質問されると、大統領はレイ氏に関連した件でまだ判断していないようだと答えた。
レイ氏は、トランプ氏がロシア疑惑の捜査を担当したコミー前FBI長官を解任したことを受け、2017年に指名された。ただ、トランプ氏は最近、レイ氏への不満を強めている。
トランプ氏が郵便投票が不正につながると主張する中、レイ氏は9月の議会証言で、組織的な不正投票の動きがあるとの証拠は確認されていないと述べていた。