[ロンドン 15日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は15日、新型コロナウイルスワクチンの接種が今月開始されたものの、落ち込んだ世界の石油需要の急回復はないとの認識を示した。
月次報告書で「接種開始で世界に希望が広がり、原油価格上昇の一因となった。ただ、接種が本格化して需要に影響するのは数カ月先となる」との見方を示した。
さらに、年末の休暇で感染が再拡大し、行動規制が強化される可能性をリスクとして指摘した。
IEAは今年の石油需要見通しを日量5万バレル、来年も同17万バレル引き下げた。航空機利用の回復が見込めず、燃料需要が落ち込むと予想している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201215T100429+0000