[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は21日、バイデン次期米大統領が世界の産油国による原油市場保全の動きを頓挫させないよう望むと述べた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた原油需要の減退に対応するために減産で合意。
ノバク氏は「産油国は世界経済とエネルギー市場にプラスになるよう対応しているが、米政権の政策変更でこうした合同措置に影響が出ないことを願っている」と語った。
バイデン氏はこれまでに、ロシアは最も深刻な世界的な脅威と発言しており、バイデン政権発足で米ロ関係が変化する可能性がある。
ノバク氏は原油市場について、需要は期待ほど速いペースで回復していないとの考えを示した。