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ロシア、旧ソ連時代の兵器実験室の利用再開 北極圏の防衛強化

発行済 2020-12-25 15:52
更新済 2020-12-25 15:54

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシアは極限状態で兵器の実験を行うため、旧ソ連時代の実験室の利用を再開した。北極圏に埋蔵されている豊富な資源を守ることが狙い。

ロシア軍の兵器を製造している精密機械技術中央科学研究所(TsNIITochMash)が24日、明らかにした。

プーチン大統領は、気候変動を背景に資源の採掘が以前より容易になっている北極圏を、国益にとって極めて重要な地域と認識。軍事施設の強化や北極海航路を通じた輸送量の拡大を推進している。

同研究所は、極限状態を再現する実験室の利用を再開したと表明。この実験室は1991年のソ連崩壊後に閉鎖されていた。極限状態には猛暑、酷寒、豪雨などが含まれる。

実験室は維持管理予算が1990年代初期に底をつき、荒廃した状態になっていたが、現在では、摂氏マイナス60度から摂氏60度の環境で、特殊なグレネード・ランチャー、小型カノン砲など小型武器の発射試験ができるという。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201225T065154+0000

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