[26日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)のレンジャーズは26日、ポスティングシステム(入札制度)により、前日本ハムの先発右腕有原航平投手(28)と2年契約を交わした。
レンジャーズは契約内容を公表していないが、MLB公式ウェブサイトは、2年で総額620万ドル(約6億4000万円)に毎年5万ドルの出来高が付き、日本ハムには有原のポスティングフィー(譲渡金)として124万ドルが支払われると報じた。
有原はことし日本ハムで20試合に先発して8勝9敗、防御率3.46をマーク。完投3試合はパシフィック・リーグのトップで、投球回数はリーグ2位の132回2/3だった。
有原は声明で「レンジャーズファンの前で投球できることにワクワクしています。応援をよろしくお願いします」と述べ、「いいオフを過ごして最高のコンディションで春季キャンプを迎えたい」と誓った。
ジョン・ダニエルズ編成本部長は、有原の加入により「先発ローテーションが厚みを増した。ことし130イニング以上を投げた実績は投手陣にとってプラス」とコメントした。
レンジャーズに日本人選手が入団するのは有原が8人目。これまで日本ハム出身ではダルビッシュ有(2012─17年)、建山義紀(11─12年)の2投手が所属した。