[ロンドン 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国で構成される「OPECプラス」の11月の減産順守率は101%になったもようだ。関係者2人が30日、ロイターに述べた。
内訳では、OPEC加盟国の順守率が104%、それ以外は95%だったという。
ロシアのノバク副首相は25日、ロシアが来年2月から追加で日量50万バレルの生産回復を支持するとの見通しを示した。
OPECプラスは今月、来年1月から減産規模を日量50万バレル縮小し、同720万バレルとすることで合意したばかり。
ある関係者は「欧州では多くの国で都市封鎖(ロックダウン)が1月末まで継続することから、第1・四半期の石油需要が今月初旬の見通しを上回るとは考えにくい」と指摘。また別の関係者は「2月に50万バレルの生産回復をするかしないかに大きな違いはない」と述べた。
OPECプラスは来年1月4日に会合を開き、減産枠を巡って協議する。