[台北/北京 31日 ロイター] - 米海軍のミサイル駆逐艦2隻が31日、台湾海峡を通過した。米戦艦の海峡通過は今月2回目で、台湾を自国領土と主張する中国は反発している。
米海軍は国際法を順守して航行したとし、「自由で開かれたインド太平洋に向けた米国の関与を示す」としている。海軍は今年13回、同海峡を通過した。
中国国防省はこれに対し「挑発行為」、「武力の誇示」などと非難。中国艦船と航空機により米艦船を追尾したとし、台湾独立派に誤ったメッセージを送るもので、平和と安定への重大な脅威だとした。
台湾国防部は、米艦船は北上したとして「通常の任務」と指摘。軍部が見守り状況は平常だとしている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201231T050359+0000