[シドニー 13日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局は9─11月の求人件数が6─8月から23.4%増加し、25万4400件だったと発表した。新型コロナウイルス関連の制限措置緩和に伴う経済再開を背景に、過去最高となった。
求人件数の伸びは通常、その後に雇用が改善することを示している。
9─11月の求人件数は、前年同期比では12%増で、封鎖措置が最も厳しかった3─5月の12万9200件から大きく盛り返した。
民間部門の求人件数は6─8月から24.2%増、公的部門は約17%増加した。
最も大きく増加したのは、コロナ流行で最も打撃を受けた芸術・娯楽、宿泊、食品、小売り部門だった。
こうした指数の伸びにより、労働市場全体が今後も予想外の回復を続ける可能性が期待されている。11月には失業率が6.8%と、7月ピーク時の7.5%から低下している。