[シンガポール/北京 18日 ロイター] - 中国国家統計局が18日発表した2020年の原油精製量は前年比3%増の6億7441万トンとなり、過去最高を更新した。日量では1345万バレルだった。
12月の精製量は約6000万トンで、前年比2.1%増。日量は約1413バレルで、11月に付けた過去最高の1420万バレルをやや下回った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により精製量は2─4月に減少したが、感染が一段落した5月以降年末まで、生産施設はフル操業の状態が続いた。国有精製会社が生産量を拡大したほか、民間の大規模施設が完全稼働したことも寄与した。
一方、2020年の国内原油生産は前年比1.6%増の1億9492万トン、日量389万バレル。
2020年の天然ガス生産は前年比9.8%増の1888億立方メートルで、2014年以来の大幅な増加率となった。政府が、燃料源として石炭より温暖化ガスの排出が少ない天然ガスの利用に傾斜していることが背景にある。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210118T071852+0000