[シンガポール 20日 ロイター] - シンガポール経済開発庁(EDB)は、2020年の海外からの事業投資が13%増で、2008年以来の高水準だったと発表した。半導体、エネルギー、化学などの分野がけん引した。
設備や機械、その他機器などの固定資産投資の契約は172億シンガポールドル(130億米ドル)で、中長期目標の80億─100億シンガポールドルを大幅に上回った。
投資によりプロジェクトが完全に実施されれば、今後数年で新たに1万9352人の雇用が見込まれる。
20年はこのほかに、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を傘下に持つ北京字節跳動科技(バイトダンス)がシンガポールでの事業拡充を表明している。
20年の契約はシンガポール経済に年312億シンガポールドルをもたらす見込み。このうち情報通信やメディアが占める割合は最大で、3分の1超となっている。
ただEDBは、今年の固定資産投資は20年の水準に届かないと警戒している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210120T072634+0000