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昨年の中国の鉄鉱石輸入、上位2位は豪・ブラジル インド産が急増

発行済 2021-01-20 16:36
更新済 2021-01-20 16:45

[北京/ニューデリー 20日 ロイター] - 中国税関総署によると、2020年の中国の鉄鉱石輸入では、引き続き豪州産とブラジル産が上位2位を占めた。

ただ、鉄鉱石価格が急騰する中、中国の鉄鋼メーカーが輸入先を多様化したため、インド産の輸入が88%急増した。

豪州産の鉄鉱石輸入は7%増の7億1300万トン。ブラジル産の輸入は3.5%増の2億3570万トンだった。

中信証券のアナリストは「両国からの輸入は増加したが、中国の需要を完全には満たせなかった。鉄鋼メーカーは他国からの輸入を迫られた」と述べた。

2020年のインド産鉄鉱石の輸入は4480万トンと、前年の2380万トンから急増。9年ぶりの高水準となった。

中国の2020年の粗鋼生産は、過去最高の10億5000万トンだった。景気刺激策でインフラ投資が加速した。

インドは世界3位の鉄鋼生産国だが、政府統計によると、2020年4-12月の生産は前年比12.6%減少し、中国に輸出できる鉄鉱石が増えた。

中信証券のアナリストによると、中国の鉄鋼メーカーは、コスト削減のため、インド産など低品位の鉄鉱石の利用を増やしている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210120T073550+0000

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