[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は2日、第1・四半期末までに国内で1000万人が新型コロナウイルスワクチン接種を受けると言明した。
ドイツの人口は約8300万人。
米ファイザーやモデルナ、英アストラゼネカによるワクチン供給に遅れが生じる中、英国やイスラエル、米国に比べ、ドイツをはじめとする欧州連合(EU)加盟国がワクチン接種で遅れを取っていることに批判が高まっている。
メルケル首相は、今後新たな新型コロナワクチンが承認されないという最悪のシナリオになったとしても、夏の終わりまでに国内の全ての成人にワクチンを接種することは可能との見方を改めて示した。
また、ロシアの新型コロナワクチン「スプートニクV」が後期臨床試験で好結果を得られたという報道について「プーチン大統領と対話した」とし、欧州医薬品庁(EMA)の承認を獲得すれば、ドイツは歓迎すると述べた。