[アムステルダム/ストックホルム/ロンドン 2日 ロイター] - オランダのルッテ首相は2日、新型コロナウイルス変異種による感染拡大が懸念されることを受け、国内の大半で昨年10月から実施されているロックダウン(都市封鎖)措置のほとんどを少なくとも3月2日まで数週間維持すると発表した。
記者会見で、一部都市での抗議デモにつながった夜間外出禁止令については来週以降も継続するかどうかを引き続き検討しているとした。
オランダで過去1週間に確認された新型コロナ感染者数は2万8628人と前の週から20%減少し、ロックダウン導入以降で最低となったが、ルッテ首相はコロナ変異種がなければもっと減少していたとの見方を示した。
また、スウェーデンでも新型コロナ感染者数が過去数週間で減少しているものの、英国で確認された変異種の感染が拡大。先週無作為に抽出された陽性検査の11%が変異種による感染だったとした。
英スコットランドのニコラ・スタージョン自治政府首相は2日、海外からの渡航者に対する規制を強化する一方、3月上旬にはロックダウン措置を緩和し始める可能性があるとした。