[ワシントン 3日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は3日の会見で、南米ベネズエラの野党指導者グアイド氏について、引き続き暫定大統領として支持する方針を示した。
また、同国のマドゥロ大統領については「独裁者」と批判し、同氏との交渉には否定的な見方を示した。
ベネズエラの民主主義を推進するため多くの同盟国やパートナーと協力するとし、トランプ前政権からの方針転換を強調した。
さらに「バイデン政権が最優先する目標は、自由で公正な選挙を通じ、ベネズエラの平和的な民主化への移行を支援することだ」と説明した。
ベネズエラでは2020年12月に国会議員選挙が行われたが、主要野党が選挙をボイコットし、マドゥロ大統領が率いる与党連合が勝利、グアイド氏は国会議長の座を失った。
欧州連合(EU)は先週、グアイド氏について、「特権を持つ対話相手」であるものの、暫定大統領とは認めないとの方針を示した。
一方、EUと米国は12月の選挙の正当性は認めていない。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210204T023332+0000